寒い冬の時期は、蒸し料理がアツアツでおいしいものです。この冬、柚子の香りが爽やかな、簡単にできる魚介の蒸し料理をご紹介します。
柑橘類は、皮に香りの成分が含まれるので、柚子の皮を刻みタレに加えて楽しみます。この時、白いワタの部分には苦味成分が含まれますので、なるべく黄色い部分だけ包丁で切り取って刻むのが美味しくいただくポイントです。
また、アサリに火が入りやすいように、白身魚の上にアサリを盛り付けると、蒸しムラなく仕上げることができます。
白身魚の代わりに、軽く水切りした豆腐で代用してもおいしいですよ。
(2人分)
アサリ … 20個
白身魚切り身 … 2切れ(今回は鯛)
酒 … 大さじ2
塩 … 少々
【タレ】
青ネギ … 10本
柚子 … 1個 (半分の果汁と皮のみじん切りはタレに、半分は添える)
生姜 … 1片
醤油 … 大さじ2
ごま油 … 大さじ1
1.
アサリは塩水につけ砂抜きし、
こすり合わせるように流水で洗っておく。
青ネギは小口切り、
生姜はみじん切りにし、
ボウルに入れる。
2.
柚子を半割りにし、
半分は最後に添えるためにとっておく。
残りの半分の皮を薄く包丁で剥いてから
みじん切りにして1のボウルに合わせ、
果汁は絞っておく。
3.
白身魚を食べやすい大きさに切って
塩を軽く振り、1~2分おく。
水分が出たらキッチンペーパーで拭き、
アサリとともに器に盛って
酒をまわしかける。
4.
3をアサリの口が開くまで
蒸し器で蒸す。
5.
蒸している間に、
すべてのタレの材料を合わせておく。
蒸しあがったらタレをまわしかけ、
残りの柚子半分を添える。
巣ごもりが増えそうなこの冬、柚子の爽やかな香りは料理を引き立てると共に、心もちょっとリフレッシュしてくれそうです。
◉レシピ:三輪時子
東京造形大学卒業後、デザイン会社勤務を経て2011年鹿児島に移住後、
2013年にフードスタイリストとして独立。
雑誌、広告の仕事の傍ら鹿児島市に「chipie -saloon of foodies-」という名のアトリエで
料理教室などを開催している。
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