そのまま食べても十分美味しいパッションフルーツですが、今回は「カード」という、本来柑橘類から作られるデザートスプレッド(spread=塗り物)をパッションフルーツで作ってみます。
パンやパンケーキ、アイスやヨーグルトにかけても、クリームチーズやリコッタチーズと一緒にデザートやワインのお供としていただいても楽しい万能スプレッドです。
種ごと使うことで、丸ごと余すことなく、栄養も夏らしい香りもいただくことができます。
パッションフルーツ … 5個
(果汁・果肉換算で約100~120cc)
無塩バター … 50g
卵 … 1個
卵黄 … 1個分
きび砂糖 … 200g
塩 … ひとつまみ
1.
パッションフルーツを半割りにし、
果肉と果汁を取り出す。
2.
種ごとミキサーにかけて
ジュース状にしておく。
3.
バターを角切りにして、
鍋に湯煎用のお湯を沸かしておく。
より良い仕上がりにしたい方は、
口当たりを滑らかにするため
全卵、卵黄をザルで漉しておく。
4.
ボウルにパッションフルーツジュース、
無塩バター、全卵、卵黄、きび砂糖、
塩をすべて加え、よく混ぜる。
この時、バターは固まったままでも
大丈夫。
5.
湯煎用のお湯を沸騰しないように
キープしながらボウルを湯煎にかけ、
バターを溶かしながら
ヘラで全体をかきまぜ続ける。
(火が強かったり、
かきまぜ方が足りなかったりすると
ボソボソになったり、固まり具合に
ムラができたりするので、根気強く)
6.
15分くらい続けると、
全体にとろみがついてくる。
カスタードクリーム状になったら
火から上げて、冷ましたら完成。
そのまま食べてもおいしいパッションフルーツにひと手間かけると、さわやかに香り立つ夏の魔法がかかります。
◉レシピ:三輪時子
東京造形大学卒業後、デザイン会社勤務を経て2011年鹿児島に移住後、
2013年にフードスタイリストとして独立。
雑誌、広告の仕事の傍ら鹿児島市に「chipie -saloon of foodies-」という名のアトリエで
料理教室などを開催している。
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