今回のレシピは、ブロッコリーと鶏もも肉を使った「シュクメルリ」。
「シュクメルリ」は、黒海とカスピ海に挟まれ、5000メートル級の山々が連なる大コーカサス山脈の南麓に位置する南コーカサス地方の一国であるジョージア(グルジア)の、人里離れたシュクメルリ村が発祥といわれる郷土料理です。
焼いた鶏肉を、にんにくの風味をきかせたホワイトガーリックソースで煮込んでつくります。にんにくたっぷりの濃厚なソースに、ブロッコリーの美味しさが際立ちます。
お好みのスパイスでアレンジしてみても楽しめ、ほかほかの元気がわいてくる、冬にぴったりの一品です。
<2人分>
ブロッコリー … 1/3株
鶏もも肉 … 250g
塩・こしょう・砂糖 … 各少々
サラダ油 … 小さじ2
玉ねぎ … 1/4個
にんにく … 2片
バター … 15g
塩 … 小さじ1/3
<A>
コリアンダーパウダー
… 小さじ1/3~1/2
パプリカパウダー … 小さじ1/3~1/2
(ご用意できれば)
フェヌグリークパウダー
… 小さじ1/3~1/2
牛乳 … 200ml
シュレッドチ-ズ(とろけるピザ用チーズ)
… 30g
粗びき黒こしょう…少々
-
1.
鶏肉は食べやすい大きさに切り、
ビニール袋に入れて、
塩・こしょう・砂糖をふり、
よく揉みこんで
冷蔵庫で約15分置いておく。 -
2.
ブロッコリーは子房に分け、
さっと固めに茹で、
ザルにあげておく。
玉ねぎは薄切り、
にんにくはみじん切りにしておく。 -
3.
フライパンにサラダ油を熱し、
「1」の鶏肉の皮を下にして入れる。
焼き目がついたら、ひっくり返し、
中火で蓋をして中までしっかり火を通し、
取り出しておく。
※今回は皮目5分、
ふたをして約5分ほど焼きました。 -
4.
「3」のフライパンを
キッチンペーパーなどでさっとふき、
バター、玉ねぎ、にんにく、塩を入れて
中火で炒める。
玉ねぎがしんなりしてきたら、
材料<A>のハーブを入れ、
香りが出てきたら、牛乳を加える。 -
5.
「4」に「3」の鶏肉、
ブロッコリーを戻し入れ、
ひと煮たちしたら
シュレットチーズをちらしてふたをし、
チーズが溶けたら黒こしょうをふる。 -
*スキレットで作れば、そのまま食卓に出すことができます。
*今回は鶏もも肉で作りましたが、鶏手羽元などで作ってもおいしいですよ。
◉レシピ:柴田 佳世子
福岡県福岡市生まれ。京都女子大学短期学部家政食管理卒業後、同大学の家政学部食物栄養科研究室勤務。
福岡市のフードプロデュース会社を経て、2005年に独立。
レシピ作成、フードコーディネート、料理教室、イベント、レストランなどへのメニュー提案、食育、講演活動など、
食と料理の様々な分野で幅広く活動中。