『音響熟成木材』として使用している
南九州産の「杉」は、驚くほどの力を秘めています。
木材の圧縮、引っ張り、曲げなどの強度性能は、
法的には国土交通省によって「基準強度」として
定められており、この値は、日本農林規格(JAS)で
等級別で分けて値が出されています。
等級区分された製品であれば、
多くのグレードで「スギは強い」と言え、
特に宮崎産のスギは、高い強度を誇っています。
また南九州産の「杉」は、昔からシロアリの被害を
受けにくいことが知られています。
宮崎杉(自然乾燥材/機械乾燥材)と
ホワイトウッド、アカマツ素材の杭を屋外に埋め込み、
2年間その動向を調べてみると(※)、
アカマツ、ホワイトウッドのシロアリ食害は大きく、
逆に杉の食害は低いものでした。
杉の耐蟻性は、乾燥条件にかかわらず、
ホワイトウッドやアカマツより高いと言えます。
また、カイケンコーポレーションの『音響熟成木材』は、
「曲げ試験及び含水率試験」で、
その高い性能が確認されています。
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「音響熟成木材」は、無垢材、無塗装ですので、ご留意頂きたいことがあります。
◎色のばらつきや、日焼けすることがあります。
音響熟成木材は完全な無垢材です。無垢材は一本一本個性があり、色合いも異なります。また、日が経つにつれて日光や紫外線などにより色が変化しますが、この経年変化こそが無垢材の特徴であり、証です。
◎多少の変形、そり、割れが生じることがあります。
無垢材は、湿気の多い時期に室内の水分を吸収し、乾燥時に水分を出すなどして、室内の湿度を調整する機能を持っています。そのため、木材の伸縮が発生し、多少の変形やそりを生じることがありますが、生きている素材が持つ本来の特徴ですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
◎体と心にやさしい安全性を徹底しています。
音響熟成木材は、油分が豊富でとても色つやの良い、南九州の国産杉材(飫肥杉など)を使用しております。木材そのものの本質的な価値をいかすため、一切塗装などを行っておりません。
<お手入れ方法>
『音響熟成木材』は、特別なお手入れ・メンテナンスは必要ありません。普段は、かるく水拭きをするくらいでOKです。多少のキズは、そのままにしておいてほとんど問題ありません。
音響熟成木材は時間をかけて飴色に変化し、艶も出てきますので、ワックスをかける必要はありません。ワックスをかけると化学物質が発生し、空気環境にも良くありません。