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最終更新日: 2024年5月24日

漆喰の素材とは? 漆喰の基礎知識とメリット・デメリットをわかりやすく解説!

新築住宅を検討された方なら一度は耳にしたと思われる「漆喰」ですが、

「漆喰ってどんな素材なの? 特徴は?」
「漆喰の原料は何?」

といったような疑問を抱いている方も多くいらっしゃると思います。

漆喰には、住居が心地よく住みやすいと感じる機能性がいくつもあり、技術者の塗り方や技術力によって同じものが存在しないとまで言われています。

そこで今回、漆喰の元となる素材や基礎知識を交えたメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
新居の購入やリフォームに際して、漆喰の利用を検討されている方は、ぜひ参考にされてみてください。

この記事でわかること

漆喰は水酸化カルシウムにつなぎとなる糊やスサなどを加えて作られる

漆喰と珪藻土との違いは、原材料や耐久性、風合いなどが挙げられる

漆喰は耐燃性、シックハウス症候群やダニの予防、劣化しにくいといった特徴がある

漆喰とは?

「漆喰」とは、「水酸化カルシウム」を主原料とした壁材のことで、「水酸化カルシウム(消石灰)」 は、石灰石を粉砕して焼き、水を加えて作られます。

この水酸化カルシウムにつなぎとなる糊やスサなどを加えて作る建築材料が、「漆喰」です。

水酸化カルシウムの原材料となる石灰石はもともとサンゴ礁で、長い年月をかけて石灰石に変化していったものです。

漆喰は、日本だけでなく世界中で使われており、家づくりにおいても洋・和に縛られることなく、様々な雰囲気の住宅との相性が良く、高いデザイン性も魅力の素材として知られています。

漆喰は、日本だけでなく、世界中でとても古くから人々の生活に溶け込んできた素材です。

漆喰は呼吸している

漆喰は壁材や内装に使われた後も「呼吸」をしています。

目に見える形で呼吸しているわけではありませんが、周囲の二酸化炭素を吸収してくれるほか、乾燥や高湿を和らげる調湿効果も持っています。

漆喰の主な原料は石灰「消石灰」

漆喰の主な原料である「消石灰(水酸化カルシウム)」。

日本は海で囲まれた環境であることから消石灰が多く産出されるため、「自給可能な資源」と言われています。

これは、太古の海中でサンゴ虫類を含む海棲生物が堆積して化石化したものが、更に長い時間をかけて海洋プレートの動きで日本近海に運ばれ、地上に隆起しているためです。

漆喰は「太古の海からの贈り物」とも言え、日本では古くから使われてきました。

消石灰は漆喰以外にも広く使われている

消石灰は、酸性に傾いた土壌を中和したり、硫黄分などを除去したり、排水中和したりする効果があります。

強アルカリ性ですが劇物ではないので扱いやすく、国内で大量に産出されることから安価に製造できる資源です。

そのため消石灰は、漆喰以外にも、建築・農業・鉄鋼・土木・化学工業など、様々な業種で使用されています。

カイケンの『幻の漆喰®』

カイケンの『幻の漆喰®』は、主原料として干潟で名高い有明海の赤貝の殻を使って作られています。

自然素材しか使っていないため、人体にも無害で安全、さらに独自の「光熱触媒」作用により、室内の化学物質を吸着・分解し、住まいの空気をいつまでも清浄に保ちます。

『幻の漆喰®』は、「光熱触媒」の作用により、光に触れることで半永久的に室内の空気を清浄することができます。

空気中のホコリなども吸着・分解するので、お部屋のお掃除が楽になったという声もたくさん寄せられています。

また、『幻の漆喰®』と同等の性能を持ち、より塗りやすくして施工性を高めた『幻の漆喰®ピュアケアウォール®』も開発されています。

カイケンの『幻の漆喰®』はこちらのページでも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。

カイケンのInstagramでは、『幻の漆喰®』と『音響熟成®木材』を使った『空気がうまい家®』の施工例や、お住まいになられている方々のそれぞれのお話、自然を楽しむ暮らしのヒントなどを発信しています。

あわせてぜひご覧になってみてください。

漆喰と珪藻土の違い・機能比較

結論からお伝えしますと、漆喰と珪藻土の異なる点は「手を加えなくとも固まるか、手を加えなければ固まらないか」の違いです。

もう少し詳しくみていきましょう。

漆喰は塗り壁なので人の塗り方によって様々な表情を見せてくれます。
呼吸をし、湿度を適度に調整する効果もあります。

原料の違い

漆喰の原料は消石灰

漆喰は消石灰が主原料であり、水や糊やスサなどを混ぜ合わせたものが漆喰となります。
耐久性に優れており、室内の塗り壁としてだけでなく、外壁材としても活用され、お城から民家に至るまで、古くから世界で広く使用されています。

珪藻土の原料は植物性プランクトンの化石

珪藻土は、単細胞の植物性プランクトンが化石化したものです。

珪藻は地球上で最も歴史が古い原生物とも言われており、水と光があれば、ところかまわず繁殖することができます。
珪藻土は耐火性が高く、古くからレンガの原材料としても利用されています。
特に近年では、高い吸水効果からバスマットやコースターなどの日用品として商品化され、知らぬ間に利用していたりします。

耐久性の違い

漆喰

漆喰はゆっくりと石灰石に戻っていくため、徐々に硬い壁になっていく特徴を持っています。
一般的に、珪藻土より高い耐久性を持っていて、水や塩害にも強いので、外壁の素材にも適しています。

珪藻土

珪藻土自体は固まることがないため、壁材として使用する場合は必ず泥などの固化材と組み合わせて使用されます。
漆喰ほどの耐久性はなく、ものがぶつかったりした際には、剥がれ落ちる可能性があります。
珪藻土は水に弱いため外壁には使用できず、内装向きの素材です。

調湿効果

漆喰

漆喰は調湿力に優れており、空気中にある湿気の量に応じて水分を吸収・放出を繰り返すため、湿度を50〜60%前後に保つ効果があるとされています。

珪藻土

珪藻土は漆喰より高い調湿力を持っているとされています。漆喰の1.2倍程度の調湿効果があるという報告もあります。

漆喰に比べて調湿効果に優れていることもあり、多湿の地域・湿度が高くなりがちな部屋などの壁に適した素材です。

消臭効果

漆喰

漆喰は皮脂臭や靴のにおい、加齢臭など、酸性のにおいへの消臭効果に優れています。
さらに、ホルムアルデヒドなどを吸収し分解する力もあります。

珪藻土

珪藻土は、漆喰同様に匂いを湿気と共に吸収し分解できます。
シックハウスの原因物質やトイレのアンモニア臭を抑える消臭効果を持っています。

風合い

漆喰

機能性だけでなく、見た目が美しい仕上がりになることも、漆喰の特徴のひとつです。
凹凸のあるやわらかな風合いで、触れた時の優しい感触も魅力です。

漆喰は目にも優しく、触った感じの質感は、心を落ち着かせてくれます。

珪藻土

漆喰と比較すると、珪藻土の見た目や肌触りはざらざらとしています。

漆喰の特徴をもっと詳しく

漆喰は、天井や壁などの内壁にも外壁にも利用できる万能な素材です。

和・洋どちらにも映える見栄えや質感の良さから根強い人気を持ち、高級感も併せ持った魅力的な素材のひとつといえます。

そんな漆喰について、さらに4つの特徴を詳しく解説していきます。

漆喰の特徴①:燃えない壁材

漆喰は「燃えない壁」として、古くから重宝されてきました。
現代の厳しい建築基準法の中でも、不燃材料として認可されているほどです。
日本の住居では、一般的に内装材としてビニールクロスが広く利用されています。
ビニールクロスは施工しやすく安価ですが、化学物質で作られているため、火災の際には燃え広がるだけでなく有毒ガスを含む有害な煙を排出します。
その点、漆喰は燃えにくく、有毒ガスの発生もないため、火災に強く安心な壁材として知られています。

漆喰の特徴②:シックハウス症候群の対策ができる

漆喰は、化学物質とカビ・ダニなどの対策に高い効果を発揮します。
漆喰は化学物質を含まないだけでなく、シックハウス症候群の元となる化学物質を吸収する働きもあります。
また、シックハウス症候群になるもうひとつの原因であるカビ・ダニなどが好む高湿・有機質の環境を変える働きがあります。

シックハウス症候群の対策ができるのは、化学物質を使用していない純粋な漆喰に限られています。
近年では、汎用性を高めるために化学物質を含んだ漆喰も多数ありますので、全ての漆喰がシックハウス症候群の対策に効果があるとは限りません。
目的に応じた選び方が大切ですね。

漆喰の特徴③:内外装どちらにも利用できる

漆喰は水や塩害に強く、一般的な外壁はもちろん、風に乗って飛んでくる塩による劣化に悩まされがちな沿岸部の住宅の外壁にも利用できます。
水に強いことから、キッチン・トイレ・洗面所などの水回りにも積極的に使用でき、調湿効果もあって快適な環境づくりができます。
高いデザイン性もあり、塗り方ひとつでさまざまな表情を見せることから、お部屋のアクセントにも使える素材です。
高い技術が必要なフラットな塗り方だけでなく、あえてコテの跡を残した凹凸感のあるラフなデザインも人気です。
最近はDIYブームの影響もあり、職人さんではなく、自分で漆喰を塗る方も増えるなど、多様化しています。

漆喰の特徴④:劣化しにくい

漆喰は強アルカリ性であるため、外壁の悩みである藻やコケが生えにくいという特徴があります。
劣化にも強く、紫外線を浴び続けることで汚れが元の真っ白な壁に戻っていく作用があります。
漆喰の耐久年数はなんと約100年といわれており、半永久的に使える素材としても知られています。

漆喰のデメリットも知っておこう

漆喰にはたくさんの利点がありますが、ご利用を検討されている方は、デメリットについても確認しておきましょう。

ひび割れが起きるケースがある

耐久性が非常に高い漆喰と言えども、ひび割れが起きるケースもあります。
理由は様々ありますが、主な原因としては、施工技術や施工手順の問題や、住環境と漆喰の相性の問題などがあると言われています。
ただし、ひび割れしてしまった場合でも、漆喰は重ね塗りによる修復が可能です。

漆喰は時間とともに小さなヒビが入りますが、素材自体の呼吸によって水分の含有量が変化するので、自然素材である漆喰にとって純粋な変化といえます。
見た目にはデメリットと捉えるケースもありますが、機能性には全く問題ありません。

施工期間が長くなる

漆喰を選択する上で最大のデメリットと言われるのが、施工期間の長さです。
漆喰は下塗り後に一度乾かし、その後仕上げ塗りを行うという二段構成となっており、どうしても長い工程が必要となります。
施工期間が長いということは、費用も割高になるということでもありますので、どれくらいの納期や価格で出来るのか確認しておくようにしましょう。

漆喰を扱える職人の減少

漆喰を扱える技術者は年々減少しており、左官職人不足が深刻化しています。
そのため、漆喰を使いたくても使えなかったり、納期や技術の問題から利用を諦める方もいらっしゃるようです。
そのようなことが少しでもなくなるよう、カイケンでは、『幻の漆喰®』と同等の性能を持ち、より塗りやすくして施工性を高めた『幻の漆喰®ピュアケアウォール®』を開発。
自然素材の漆喰の魅力をより多くのみなさまに楽しんでいただけるよう、努めています。

まとめ

ここまで、漆喰の特徴や魅力、デメリットなどについて解説してきました。

漆喰は、調湿機能や防火性の高さ、その仕上がりの多様さや高級感などからとても人気のある素材のひとつです。

家づくりに漆喰を使ってみようとお考えのみなさまに、この記事をお役立ていただければと思います。

この記事のまとめ

漆喰は水酸化カルシウムにつなぎとなる糊やスサなどを加えて作られる

漆喰と珪藻土との違いは、原材料や耐久性、風合いなどが挙げられる

漆喰は耐燃性、シックハウス症候群やダニの予防、劣化しにくいといった特徴がある

自然の恵みを生かした健康自然建材と「空気がうまい家®」

「音響熟成®木材」が「生きた木材」と呼ばれる理由

  • 普通の木材とカイケンの音響熟成木材は何が違うの?
  • 木造住宅は長持ちしない? 湿気に弱い?


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音響熟成木材を使った「空気がうまい家®」

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カイケンコーポレーション株式会社

浦上 日章

うらかみ にっしょう
1979年熊本県上天草市生まれ。有明海と八代海にひらけた晴れやかな自然が美しい島で育つ。
2004年、カイケンコーポレーション株式会社設立に伴い専務取締役に就任。2023年7月、同代表取締役。
企業理念「地球環境蘇生」のもと、共感とご縁のある方々と力を合わせ、自然の恵みをよりよく未来へ繋げるよう、一歩一歩前進中。