カイケンコーポレーションを設立するにあたり、
環境破壊によって地球環境が脅かされている現状を危惧し、
自らの手で環境を蘇生していかなければならないと
「地球環境蘇生の商品開発と販売を通じて
多くの人々の安全と健康を守る企業を目指す」
という社是を作り、事業の目標として「環境蘇生」を掲げ、
創業時より取り組んできました。
まずは身近なところに目を向け、
建物の安全と健康に重点を置いた活動をスタートさせ、
本当の安全と健康とは何なのか、
様々な場面を通じて情報発信を行ってきました。
現在の建物の安全と健康が脅かされている例が、
火災による被害です。
メディア等で報じられる情報の通り、
多くの方が火災によって亡くなっています。
その理由として私たちが最も危険に感じているのが、
内装に使用されているビニールクロスや集成材、
プラスチック等の「新建材から発生する化学物質のガス」です。
燃焼する際に発生するガスが原因で身体機能が奪われ、
逃げることができずに焼死してしまいます。
普段の生活での安全も大切ですが、
万一の時に身の安全が確保できなければ意味がありません。
私たちは、化学物質を使用しない商品の開発に力を注ぎ、
命の安全を守る素材を提供しています。
また、室内の空気環境に関しても『幻の漆喰』の開発により、
化学物質の吸着と分解が実現し、
空気の質と安全性が飛躍的に向上しました。
そして、これからの環境蘇生として大切なことが
「CO2を発生させない家づくり」です。
私たちが推進する家づくりは、
基本的に国産の杉材を使用します。
戦後に植えられた杉の木が今まさに伐採の時期を迎えており、
正しい活用を行うことで建築材料としての役目を持たせています。
輸入材と違い、伐採後の植樹も容易で、
積極的にCO2の削減に貢献することが可能なのです。
すべての商品づくりに
「化学物質を使用しない」という理念を盛り込み、
身体に安全で健康な製品の研究・開発を行っておりますが、
製品だけではなく、生産する工場においても
環境蘇生の取り組みを忘れてはいません。
例えば、工場の屋根に降った雨水を利用して深さ3mの池を作り、
万一の際に防火用水として再利用できるよう、
敷地内に景観を整えた防火用水池を配備しています。
池にはいつの間にかゲンゴロウやミズスマシ、
メダカなどの生き物が住みついたり、
水草のホテイアオイが繁殖して水をきれいに浄化したりと、
小さな自然環境が創造されています。
薩摩川内工場の池では、蛍が見られたこともあります。