空気がうまい住空間｜空気がうまい家づくり

ご家族の暮らしと一緒に育てていく家 Growing House with Family NEW Case #031

お施主様の理にかなったアイデアに設計者のプランがどんどん磨かれていく共同作業によって生まれた二世帯住宅。
品のあるシンプルなデザインが自然素材の心地良さを際立てる、ご家族の暮らしと一緒に育てていくお住まいです。
大分県宇佐市 H様邸
◎設計・施工有限会社国東建設
H’s Home Oita-ken Usa-shi
presented by KUNISAKI KENSETSU

シンプルなデザインが美しい外観。正面向かって左側のフェンスに囲われた部分は愛犬たちのドッグラン。真砂土仕上げでの引き渡しで、お施主様がご自身で芝を張られる予定です。
家の側面のデザインもすっきりとした表情です。
外構に敷き詰められた「石」たちは、自然が生み出す色や形に同じものはなく、それぞれに趣きがあります。

さわやかな木の香りが迎えてくれる玄関は、足元の間接照明、靴を履くときに便利なベンチ、引戸に隠された収納など、機能性も充実しています。

信頼から生み出された住み手と作り手のコラボレーション

H様邸はお施主様のアイデアが随所に反映された間取りプランになっています（写真は２階子世帯LDK）。

Ｈ様邸は照明もこだわり、空間の質がいっそう高められています。
玄関ホールから続く廊下には便利な収納棚が設けられています。
子世帯用のウォークインクローゼット兼ランドリールームは使い勝手がよく、洗濯物は写真奥の勝手口外の屋根付物干しスペースに干し、乾いたらそのままルーム内のそれぞれのスペースに収納できます。室内干し用のパイプも便利です。

「強」と「用」と「美」と、「育」。

ご主人のお仕事の都合で大分に移住されたＨ様ご家族。
　２度目となった今回の家づくりでは、経験とセンスをいかして積極的にアイデアを出されました｡
　建築と外構の設計施工を手がけられた工務店の担当者さんの持論は、「建築プロデューサーはお施主様のよき伴走者であるべき」。
　この思いもあって、住み手と作り手の間に育まれたのは「信頼」でした。
　共同作業でのプランはどんどん良くなっていき、満足のいく素敵なお住まいが生み出されることになりました。

古代ローマの建築家ウィトルウィウスによれば、建築の三要素は「強（耐久性）」と「用（機能性）」と「美（芸術性）」。
　自然の力が生きている素材から生まれたＨ様邸は、ウィトルウィウスの理想にかなう住まいではないでしょうか。
　また、Ｈ様邸は、ご自身で芝を張られるドッグランやお庭に加え、自然素材の家そのものにも「育てる」という楽しみがあります。

　歳月と共に、ご家族の暮らしがどんなふうにこの住まいを彩っていくのか、いつかまたお訪ねしたいですね。