Ｔ様邸の設計デザインには、
「自然と調和するパッシブな設計」と
「家と庭の中間ゾーン」という2つのテーマがあります。
風情のある敷石のアプローチなど、内と外を繋ぐ仕掛けが様々に凝らされています。

建物の外観を含め、
敷地内の外部空間全体であるエクステリアを
好みに合わせてデザインできるのは、
戸建住宅ならではの愉悦です。
シンボルツリーとなる樹木や、野趣あふれるアプローチ、
家と庭の間の「場」をつくるウッドデッキ…
そこには歳月がデザインしていく余白があり、
幻の漆喰と音響熟成木材という健康自然建材と共に、
住まいの経年価値を育んでいきます。

土間玄関から二階まで吹き抜けで繋がり、
さわやかな風が通る開放的で心地いい大空間。
自然の力を活かした、
夏涼しく冬暖かいパッシブな設計です。

広々とした土間の玄関に入ると、
吹き抜けのLDKへと視界が開け、
開放感が心に満ちていきます。
音響熟成木材のアロマもさわやかで心地好く、
思わず深呼吸。

自然が身近にある暮らしは、四季のうつろいはもちろん、一日の時の変化も彩ってくれます。
体内時計で感じる自然のリズムを思い出し、
健康的な日々を過ごせそうです。

「家」と「庭」を繋ぐように設計されたウッドデッキ。
広い玄関の土間空間と共に、
「内」と「外」の中間ゾーンは
暮らしの楽しみを広げてくれる場になります。

光がたっぷり入る二階の空間は、
多様な使い方ができそうです。
写真の椅子は音響熟成木材を使った工務店さんの
オリジナルデザイン家具です。

ご主人の書斎を兼ねる和室は、
奥のカウンターの下が掘りごたつ式で、
テレワークなどにも快適な居心地です。
カウンター上部の飾り棚（本棚）は、
床の間の「落とし掛け」をアレンジした、
大工さんの職人技が際立つ仕上がりです。

ライトアップされた飾り棚とオリジナルデザインの
音響熟成木材一人掛けソファ（写真左）
音響熟成木材「黒」を使ったちゃぶ台は、
この上ない和みアイテム（写真中左）
凹凸のある「うづくり」加工が足の裏に気持ち良く、
滑り止めとしても安心な音響熟成木材の階段（写真中右）
使い勝手のいいカウンターと一体で棚や引き出しなどの収納も設けられたキッチン（写真右）