SAiN Special Feature 2022 Spring
季節の手仕事を楽しむ暮らしが
すてきです。
太陽の動きをもとに古代中国で考案され、飛鳥時代に日本に伝わったという「二十四節気(にじゅうしせっき)」の暦とあわせて、季節の手仕事をご紹介します。
春
春まだ浅く寒さが残る時期には麹仕込み、桜が咲く頃に本来の旬を迎えるいちごを使ってジャムづくり、 気温が20度ぐらいになってきたら、ぬか床づくりにもいい頃合いです。
SPRING
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立春(りっしゅん)
2月4日頃
二十四節気のはじまりは、春が立つ日=春のきざしが感じられる日。立春の前日が節分になります。
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雨水(うすい)
2月19日頃
雪が雨に変わり、氷が溶けて水になる時期。この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるとの言い伝えも。
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啓蟄(けいちつ)
3月5日頃
冬ごもりしていた虫たち(蟄)が土から出てくる頃。大気が不安定になりがちで「春雷」もこの時期に。
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春分(しゅんぶん)
3月21日頃
昼と夜の長さがほぼ同じになる春分は、春の彼岸の中日でもあります。桜の便りも届き始める頃です。
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清明(せいめい)
4月5日頃
万物が清らかでいきいきとして明るく輝く季節。中国や沖縄では先祖供養の「清明祭」が行われます。
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穀雨(こくう)
4月20日頃
穀物を優しく潤す春雨が降る時期。穀雨が終わる頃の立春から数えて八十八日目が「八十八夜」です。
夏
この時期といえばやっぱり「梅仕事」。5月下旬頃から6月にかけて、梅酒(梅シロップ)や 梅干しづくりなどがおすすめです。6〜7月にかけては、らっきょう漬けもいいですね。
SUMMER
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立夏(りっか)
5月5日頃
春分と夏至の中間にあたる立夏は、鮮やかな新緑の季節。さわやかな初夏の風がそよぎます。
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小満(しょうまん)
5月21日頃
草木が成長して天地に満ち始める「小満」。田植えの準備が始まる、「走り梅雨」の時期です。
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芒種(ぼうしゅ)
6月6日頃
「芒(のぎ)」とは、稲や麦などの穂の先にある突起のこと。穂の出る穀物の種をまく時期です。
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夏至(げし)
6月21日頃
一年で太陽がいちばん高く、昼の時間がいちばん長くなる日(北半球)。梅雨まっさかりの頃です。
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小暑(しょうしょ)
7月7日頃
七夕頃の小暑から大暑までが「暑中」。暑中見舞いを送る時期は小暑から立秋前日とされています。
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大暑(たいしょ)
7月23日頃
梅雨明けの時期で、夏の土用もこの頃になります。暑気払いの打ち水がはじまる頃でもあります。
秋
暦の上では立秋でも、まだまだ暑い時期にはピクルスづくり。 新生姜が出回りはじめたら甘酢漬けを仕込んで。そして栗の時期には、甘露煮や渋皮煮などの「栗仕事」を。
AUTUMN
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立秋(りっしゅう)
8月8日頃
立春から半年、暑さがピークになりますが、この日から残暑見舞いになります。
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処暑(しょしょ)
8月23日頃
夏の暑さも盛りを過ぎて、台風の時期。赤とんぼや虫の声に秋の気配です。
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白露(はくろ)
9月8日頃
白露は「しらつゆ」の意味で、朝露が白く光って見える様子をあらわします。
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秋分(しゅうぶん)
9月23日頃
秋の彼岸の中日、太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜とがほぼ同じ長さに。
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寒露(かんろ)
10月8日頃
野の草花に冷たい露がつく時期。秋も深まり、空は澄んで美しく、夏鳥は冬鳥に。
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霜降(そうこう)
10月24日頃
初霜の便りが届きはじめる、美しい紅葉の頃。秋の夜長を楽しむ時期です。
冬
立冬の頃になったら、おばあちゃんを思い出しつつ、干し柿づくり。 乾燥した時期には、寒干し大根の漬物仕込み。大寒の声を聞いたら、手前味噌の寒仕込みの時期到来です。
WINTER
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立冬(りっとう)
11月7日頃
二十四節気のはじまりは、春が立つ日=春のきざしが感じられる日。立春の前日が節分になります。
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小雪(しょうせつ)
11月22日頃
雪が雨に変わり、氷が溶けて水になる時期。この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるとの言い伝えも。
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大雪(たいせつ)
12月7日頃
冬ごもりしていた虫たち(蟄)が土から出てくる頃。大気が不安定になりがちで「春雷」もこの時期に。
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冬至(とうじ)
12月21日頃
昼と夜の長さがほぼ同じになる春分は、春の彼岸の中日でもあります。桜の便りも届き始める頃です。
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小寒(しょうかん)
1月5日頃
万物が清らかでいきいきとして明るく輝く季節。中国や沖縄では先祖供養の「清明祭」が行われます。
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大寒(だいかん)
1月21日頃
穀物を優しく潤す春雨が降る時期。穀雨が終わる頃の立春から数えて八十八日目が「八十八夜」です。
※「二十四節気」は、その年によって一日前後の差があります。