「らしさ」を磨いて
伝える力に変える
普段当たり前に感じていることでも、人それぞれ着眼点が違うので賛否はあって当たり前、物事というのは見る角度によってカタチを変え、自身では気づけなかった改善点の発見やポテンシャルを導き出すきっかけに繋がっていくものだと思います。
その上で「自分らしさ」をブレずに継続させ、その「らしさ」に固執するのではなく、波長の合う方々に、よりシンプルに共感いただけるように、情報の厚みを増し、整理し、表現方法をブラッシュアップしていけるように、自分本来のポジションから遠ざかって迷走しないための強い意志が必要だと感じます。
様々なことに広い視野を持って向き合うことが可能性を広げてくれる。自分たちが取り組んでいることやビジネスのカタチや方向性が、世の中にはどのように映るのだろうか?
思い切って新たな一歩を踏み出してみることで、これまで見ることの出来なかった景色に出会えることがあります。
変化には葛藤がつきものですが、その新しい景色から得られる情報や経験をまずは一度吸収してみて柔軟に受け止めてみる。
そしてアクションを起こすかどうかは、そのあと、自分の道とどうリンクするのか、させることができるのかを判断材料にしていけばいい、そう思います。
自分が大切にしている想いやコンセプトを未来に残し、そして繋げていくための方法は決して一つではありません。
変化することに葛藤があっても、「らしさ」を貫いたまま、時代に沿った表現の仕方は、人やモノ、場所や環境、その出会い如何によって選択肢は無限に広がっていくものだと思います。
経験として積み重なった思いは自分自身の生き方の一部となり、成長の糧へと変換され、それが伝える力へと変わっていく。
「自分らしさを」を磨き、その「らしさ」に備わった価値を生涯大切にしていきたいですね。
浦上 日章
Text by Urakami Nissho