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最終更新日: 2025年7月16日
【3〜6歳】兄弟げんかが起こったら・・・それはチャンス!?

今回は、鹿児島県大隅地域で出張専門の助産院いとはを開院され、妊娠中の相談から産後ケア、授乳相談まで幅広くサポートされている中隈翔子さんに、幼少期の子育てにつきものの兄弟げんかとの向き合い方についてお話しいただきました。
多くのご家庭で日常的に起こる兄弟げんか。
特に長期休暇中などは、家事をしている最中に聞こえてくる泣き声や言い争いの声に、つい「また始まった…」とため息をついてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな兄弟げんかを「面倒なもの」から「学びのチャンス」へと捉え方を変えることで、子どもたちの成長を支える具体的な関わり方についてご紹介いただきました。
どちらの気持ちも受け止め、相手に伝える橋渡し役としての親の役割や、子ども同士で解決する力を育むためのサポート方法など、すぐに実践できるヒントが詰まっています。
兄弟として一緒に過ごせる貴重な時間を、より豊かな学びの機会として活かしていくための視点を、ぜひご覧になってみてくださいね。

中隈 翔子
助産師。
2020年に出張専門の助産院いとはを開院。
鹿児島県鹿屋市を中心に、志布志市、東串良町など大隅地域で、出張ベースで活動中。
妊娠中の相談や産後ケア訪問、乳房マッサージや授乳に関する相談、子育てに関することなど幅広く対応。
◎インスタグラム
https://www.instagram.com/itoha_mw/
◎ブログ
https://profile.ameba.jp/ameba/alongstory-inmyplace/
◎WEBサイト
https://itoha.amebaownd.com/posts/11197100/
音だけで想像できるのは、母としてのスキルがあがった証拠??
子どもたちが遊んでいる隙に、家事などを済ませようとするけれど、
「見て、見て、ママ〜!」
「来て、来て、ママ〜!」
静かにしていたら静かにしていたで怪しいけれど、がちゃがちゃ嫌な音がしたら、はい、ケンカ勃発。
妹「え〜ん。゚(゚´Д`゚)゚」
兄の言い訳のはじまり。
そして、さっき片付けたはずの部屋の中は、あっという間にぐっちゃぐちゃ。
見ていなくても、だいたい音だけで何が起きたのか想像できるのは、母としてのスキルがあがった証拠??
あー、また始まった。
あー、また泣いてる
えー、どちらもは抱っこできないから!
だんだんと親の方もイライラがエスカレート。
というのは、長いお休み中のよくある話。
けんかが起きたら、“学びのチャンス”
以前なら『兄弟ゲンカ』は、「なんとか早く収めよう」「なんとなく見たくないもの」・・・と思っていました。
自分に余裕がないときは、なおさら「面倒くさい・・・」そんな風に感じたり。
上の子に下の子のことを「もっと分かってあげて欲しい」とか、「優しくしてあげて欲しい」という期待から、「どうして 〜 してあげないの?」と、一方的に責めたりしていました。
でも今は、せっかく兄弟としてご縁があって生まれてきてくれて、一緒に暮らせるんだもの・・・
「けんかが起きたら、“学びのチャンス”」と捉えるように^^
基本的に意識しているのは、まず「子ども同士で収められるか見守る」こと。
そして、収められないようなら、間に入って、たとえどんなに理不尽でも、「どちらの気持ちも一旦受け止める」こと。
そして、相手にも伝わるように、
「○○ちゃんは、こうして欲したかったんだって」
「○○くんは、それが嫌だったんだって」
などと、どちらの気持ちも相手に伝えるようにしています。
自分で言えるようなら、言葉にして伝えてもらうことも^^
あとは、「ハイ!2人にお任せ」
たいてい自分の言い分を聞いてもらえた子どもたちは、また仲良く遊びはじめます。
言葉が上手に話せても、まだまだ上手に話せなくても、自分の気持ちを表現するのはまだまだ難しいから、ちょっと大人がお手伝い♪
もちろん、意識していても毎回出来るわけではないけれど、親だって感情があるから、「少しずつ成長できたらいいよね」って、そんな風に思っています^^