母屋 季節を味わうおもやの食卓 Mother Nature Table for Taste The Season

秋の旬食材 [栗]

秋の旬食材 [栗]

シンプルに茹でて食べても、もちろん栗ごはんにしても美味しくいただけますが、この秋のレシピは、栗を使ったスイーツをご紹介します。
手づくりするタルトにスポンジケーキと茹でた栗をのせて、ふくよかな栗の甘さを生かしたモンブランクリームと生クリームをダブルであわせる「プチモンブラン」です。
イタリアとフランスの国境にそびえる山にちなんだ名を持つ栗のスイーツ「モン・ブラン(白い山)」は、栗の名産地イタリア・ピエモンテ州で生まれたケーキが起源とのこと。

今回はタルトで作りますが、食パンやクラッカーなど、モンブランクリームは何にでもよく合います。
クリームの粒を大きめにすると、栗の味わいがしっかり感じられて、より美味しくいただけます。
秋の食卓を、モンブランクリームで美味しくお楽しみください。

OMOYA Recipe #028 [プチモンブラン]

OMOYA Recipe #028 [プチモンブラン]

材料(φ3㎝のマフィン型10個分)

材料(φ3㎝のマフィン型10個分)

【タルト生地】
◎薄力粉 … 100g
◎砂糖(またはグラニュー糖) … 40g
◎アーモンドプードル … 8g
◎塩 … ひとつまみ
◎無塩バター(小さめ角切り) … 50g
◎溶き卵 … 20g

【モンブランクリーム】
◎茹で栗 … 100g
◎砂糖(またはグラニュー糖) … 20g
◎生クリーム … 100ml
◎ラム酒 … 少々

◎生クリーム … 100ml
◎砂糖 … 大さじ1/2
◎茹で栗 … 10個
◎スポンジケーキ(またはカステラ) … 適量
◎粉糖 … 少々

作り方

タルト生地

1(タルト生地)

材料はすべて冷やしておく。

フードプロセッサーに薄力粉、アーモンドプードル、砂糖、塩を入れ、約20秒回したら、バターを加えてさらに約30秒、粉チーズ状になるまで回す。

タルト生地

2(タルト生地)

「1」に溶き卵を加えて回し、まとまりだしたら取り出し、ラップを使って生地を折り重ねるようにひとまとめにする。 

タルト生地

3(タルト生地)

「2」を2〜3mmの厚さに伸ばし、ラップをしてから冷蔵庫で3時間以上休ませる。

タルト生地

4(タルト生地)

「3」の生地をφ5cmの型で抜き、フォークなどで穴を空ける。

裏返したミニマフィン型の上に、それぞれ真ん中に来るように並べる。

タルト生地

5(タルト生地)

170℃に予熱したオーブンで、約10~15分、様子を見ながら焼く。
焼けたらオーブンから出し、底が平らでないものは、熱いうちにケーキターナーやフライ返しなどで少し押さえ、冷ましておく。

モンブランクリーム

6(モンブランクリーム)

茹で栗は耐熱ボウルに入れてラップをし、600Wの電子レンジで約1分、温まるまで加熱する。
フードプロセッサーに温めた茹で栗、砂糖を入れて撹拌し、さらに生クリームを入れてなめらかになるまで撹拌して、ザルで裏ごしをしておく。

モンブランクリーム

7(モンブランクリーム)

生クリーム、砂糖をハンドミキサーで6分立てにして、「6」に1/2量を入れて混ぜ、星口金を付けた絞り袋に入れておく。
残りの生クリームはしっかりと8分立てにして、別の絞り袋に入れておく。

モンブランクリーム

8

「5」のタルトに、φ3㎝の型で抜いたスポンジケーキをのせ、その上に茹で栗をのせ、「7」の生クリームを絞り、さらにモンブランクリームを絞る。
お好みで粉砂糖をふる。

栗の甘みゆたかなモンブランクリームとふわふわの生クリームがあわさった贅沢な味わいを、タルトの香ばしさが引き立てます。

レシピ  柴田 佳世子

福岡県福岡市生まれ。
京都女子大学短期学部家政食管理卒業後、同大学の家政学部食物栄養科研究室勤務。
福岡市のフードプロデュース会社を経て、2005年に独立。
レシピ作成、フードコーディネート、料理教室、イベント、レストランなどへのメニュー提案、食育、講演活動など、食と料理の様々な分野で幅広く活動中。

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