【はじめのSAiN】
空気の話
自然世界の四元素といわれる
「空気・土・火・水」のこと
Vol.1
地球や火星や木星などの惑星は、「大気」という気体に覆われています。
生物が呼吸できるのは、地球を覆う大気の地表に近い層の気体だけで、これが「空気」と呼ばれるものです。
空気のおよそ99%は窒素(約78%)と酸素(約21%)で、残りの1%程度が二酸化炭素やアルゴンなどです。
生命の根源になっている空気中の酸素は、約35億年前、細菌によって海の中に溶けた二酸化炭素と太陽の光から生み出され始めたようです。
目には見えず、においも味もしないのに、私たちは「空気がおいしい」と感じます。
それは、その空気が酸素をたっぷり含み、ホコリやチリや体に悪いガスを含んでいないからです。
空気がなければ、青空や夕焼けの色もなく、音や声も伝わりません。
心地良く感じる風も、空気の移動です。
光合成を通じて空気中の酸素を生み出してくれている自然の営みを思いやりながら、身近なところから「いい空気」を広げていきたいですね。