自然素材でリノベーションしたマンションで、夢の料理教室を開催
自分好みを選んで、日常を好ましく
はじめは、お料理教室の条件に合うマンション探しがだいいちで、「自然素材にはそこまでこだわっていなかったんです」というM様。
ですが、この場所を使う機会もある娘様がもともとアレルギーだったことと、新建材に関する本をお読みになったことをきっかけに、「ぜったい、無垢材と漆喰の家にしよう」と思われたそうです。
「娘がネットで調べてくれたり、わたしもいろんな人から情報を得たり、不動産屋さんにも聞いたりして、ほんとにいろいろ検討してカイケンさんの建材とハートリフォームさんにいきついたんです」
バッハで熟成!? なんだそれ!? って思いましたよ(笑)」
と、にこやかにお話しされるM様は、木材の「乾燥」についてもいろいろ調べられ、短時間で高温乾燥させる多くの木材とはまったく違う、クラシック音楽(♪バッハ)を聴かせながら熟成乾燥させる音響熟成木材の品質にしっかり納得されたそうです。
「この香りが落ち着きますよね。モデルハウスで『絶対これだ!』と思いました(笑)」
森の中から出てきたような香りのひと
福岡市西区のモデルハウスやスタッフ宅をご体感されたM様。
「娘もわたしもすごく気に入って。素材はもちろんなんですけど、音響熟成木材のキッチンとか家具とか、ステンドグラスやアンティークを使ったドアのデザインとか、どんどん夢がふくらんで(笑)」
そして、空間、家具や建具のディティール、調度品のひとつひとつに気を配った、M様お気に入りの住まいができあがることとなりました。
実際の住み心地は、いかがなのでしょうか。
「まず、音響熟成木材の香りですよね。ここに来る人がみんな、『すごくいい木の香りがする』って言うんです。わたしも、美容院で『森の中から出てきたような香りがしますね』って言われて(笑)。自分ではまったく気がつかないんですけど、毎回言われるんですよ。森林浴効果があるのかな、癒され効果があるのかな、と、思います(笑)」
お料理を習いにいらっしゃる方にも、すこぶる評判がいいというM様邸です。
肩肘はらない、ゆる〜い自然食の料理教室
M様のお料理教室は、マクロビオティックが基本ですが、決してかたっくるしいものではありません。
植物性の食べ物がメインということで、ご本人いわく、「ゆる〜く(笑)、自然食の料理教室です。日本人は、やっぱり日本の土で育った野菜やお米を食べるのがいちばん体に合ってると思います」
M様のお料理教室では、材料にこだわり、有機栽培や低農薬の野菜などを使用。
「いちばんいいのは自然栽培です。自力で育った野菜たちは、強くて美味しいんです」
現代は、社会の変化やライフスタイルの多様化に伴い、食生活も変化し、コンビニエンスストアなどの増加もあって、家で料理を作って食べることが減ってきているようです。
「便利」が増えたぶん、「手間」が減る。
それは、一面では「いいこと」なのかもしれませんが、本当に必要な「手間」まで無くしているのだとしたら・・・。
「手間をおしんだら、何かが狂ってくるんじゃないかな」
M様のお言葉は、「家づくり」にもあてはまりそうです。
料理や家づくりなど、人の暮らしの基本となる「衣食住」には、最低限、守るべき「手間」があるのだと思います。
その「手間」の中にこそ、「豊かさ」や「楽しさ」があるのかもしれません。
「知る」と「選べる」ようになる
料理の素材だけでなく、調味料にもこだわるM様。
お子さんが小さい頃は忙しくて時間もなく、毎日のお弁当作りの素材や調味料など、そんなにこだわってはいなかったとのこと。
薬剤師の先生の講義をきっかけに、料理への考え方が変わられました。
「『こだわる』というより、『選ぶ』ようになったんです。いろいろ知って、学んでいくと選べるようになるんですよね。知らないことが、怖いんです」
素材や調味料など「いいものを知り、選ぶ」ようになってから、シンプルな味つけで素材のうまみが味わえるようになり、料理がどんどん美味しくなっていくのを、つくづく実感されたM様。
生活していく上でかかせない「料理」だからこそ、美味しい方がいい。
体にいいものだったら、ますますいい。
それから、料理がしぜんと楽しくなっていったそうです。
料理にこだわるようになって、しぜんと器や道具のことも大事に考えるようになられたM様。
大正時代や昭和初期のものを、骨董屋さんで探したりするのが楽しみとのこと。
「昔のものは、いいですね。手ざわりとか、味があるんですよね」
鉄びんや土鍋など、道具も一つひとつ丁寧に選ばれていて、なかでも「これで削ったら、究極のお出汁がとれますよ」とおっしゃる鰹節の削り器は、M様の大のお気に入りです。
からだの声を聞いて、自然の力をとりいれる
「健康がいちばんですよね」とおっしゃるM様。
「健康をつくる<食>には、日々気をつけないといけないな、と思います」
ただ、あまりに神経質になりすぎるのも、いけないのかも。
M様もお友達と外食される際は、あまり気にせず、何でも食べられるそうです。
「チョコレートとかも、食べますよ(笑)。がまんするストレスの方が、体に悪いと思って」
「食べたいものを、おいしく食べる」ということが、M様の基本です。
「体の声が聞けたらいいですよね。自分や家族が何を食べたいかなーということに従いつつ、献立を考える。そういうのが、日々の家庭料理じゃないかなって、思いますよね」
「出汁をしっかりとっていれば、調味料はほんの少しでも、おいしいです。昆布を小さく切って壜に入れた『昆布水』を、冷蔵庫に常備していたらいいですね。昆布のとろっとした成分が溶け出して、毎回それをお出汁に使えます。昆布は水溶性の食物繊維が含まれてるから、とっても体にいいんですよ」
化学的に作られた添加物は、人間の体内での分解や吸収、排出が難しく、体の中にたまっていく怖れがあります。
工場で大量生産される食品があふれる現代だからこそ、昔ながらの食事、日本食を見直す動きが高まってきているようです。
波動の力をかりて、自然の力を上手に引き出す
研究熱心なM様は、ご自身も、89歳になられる日本料理・家庭料理研究家の檜山タミ先生のお料理教室に通われており、そこで「波動」の大切さを学ばれたとのこと。
「先生は、『お鍋も波動』『人間対人間も波動』とおっしゃっています。鉄や銅、土鍋とかのいいお鍋は、波動の力で、ほんとに美味しく料理ができます。お料理は、自然のものをもとにして作っていくのがいちばんだと思います。自然食の良さを、とくに若い人、子育てする人たちにもっと知ってもらいたい。そんな想いで、料理教室をやっているんです」
クラシック音楽の「波動」を利用して、木の無駄な水分を抜いて乾燥させる音響熟成木材のように、料理にも「波動」が大事なようです。
料理も家づくりも、ポイントは「自然の力を上手に引き出す」ということなのかもしれませんね。
住む人のことをいちばん考えてくれたプランに、ひとめぼれ
リフォーム前は2DKだった間取りは、料理教室のための広々としたリビング・ダイニングキッチンをメインに、娘さんのためのホームオフィス兼居室をプラスした、
1LDKになりました。
「いろんなパターンの設計をしていただいたんですけど、ハートリフォームさんのプランが、いちばん、住む人のことを考えてくださってた設計だったんです」
LDKの小上がりの畳スペース下の収納も、ハートリフォームさんの提案でした。
「ベッドを置くと部屋がうまってしまうから、寝室をなくしたかったんです。だから、ハートリフォームさんが床下のふとん収納を考えてくださって」
充実した収納スペースも、M様邸の特長。
住空間は、いつもスッキリ片づいています。
「よくある『新築のニオイ』は、もうぜんぜんなかったですね。冬場も足元が冷たくなくって、裸足になっても歩けるんですよ。普通のマンションは、とてもじゃな
いけど裸足じゃ冷たいですよね。これはほんと有り難いなと(笑)」
音響熟成木材の木目を浮き立たせた「うづくり」加工の床は、足の裏に心地よく、お料理を習いに来る方にも、とっても評判がいいそうです。
体感することで実感する、ほんものの心地良さ
今回の健康自然建材でのリフォームを気に入られたのは、M様だけではありません。
「実は、うちもリフォームしました」と、笑顔でおっしゃる娘様。
お母様の「空気がうまい」マンションの心地良さを身をもってご体感され、ナント、新築に入居されてまだ3年目にもかかわらず、音響熟成木材と幻の漆喰を使ってリフォームを行われました。
なんていうのかな、不快なことがひとつもないんです(笑)。ストレスもなく、快適に過ごさせていただいております(笑)」
と、おっしゃる娘様には、音響熟成木材の家具もご愛用いただいています。
M様は、おっしゃいます。
娘もそうですけど、私の友だちにも、空気とか食べ物とかにものすごく敏感な人がいるんです。その友だちが、うちに来たら“なんか空気がいいよね〜”って言うんですね。そして、“気持ちよかったあ〜”って言って帰るんです(笑)」
音響熟成木材と幻の漆喰を使った「空気がうまい家」では、ペットの毛やにおいなどが気にならないという声をいただきます。
M様もご実感されていらっしゃるようで、「ワンちゃんの毛とか、前の家では、ばらばらに散らばっていたんですけど、この家だと毛がふわ〜んとまとまるんですよ」
これは、「静電気」が少ない自然素材ならではの効果のようです。
古びていくのが怖くない、その「年季」が、楽しみだったり
木のキッチン」は、はじめてお使いになられたというM様。
自然素材ではないキッチンの場合、古くなったら古くなるだけですが、音響熟成木材の場合、様子が違ってくるようです。
「普通の素材のキッチンだと、一生懸命お手入れして、磨いても磨いても、ある程度年月が経ったら交換しなきゃいけませんよね。でも、木のキッチンだと、『年季』が入っていくと思うんです。年季が入れば入るほど、愛着もわいてきますよね。実際、うちのキッチンも、最初はもっと明るいかんじだったけど、だんだん色合いに深みが出てきてるんです。木肌も、使うほどなめらかになってきてますよね」
M様は「使っていくのが楽しみ」とおっしゃいます。
娘様も同様のようで、
汚れが浮き出てくるかんじを実感してます。木が生きてるから、呼吸してるから、自分で浄化するみたいに汚れがちょっとずつ薄くなって、いつの間にかなくなってるみたいです。不思議ですよね(笑)」
「木のキッチンって、感触や、においがいいんですよね。もちろん、熱いお鍋とかぱっと置いたら、かたがつきますよね。でも、きちんとふいたら、また違う良さがでてくる。木が生きてるから敏感ではあるけど、順応してくれるんです。磨けば磨くほど、深〜いものが出てくるかんじ。まだ1年ちょっとだけど、なが〜く楽しめるんじゃないかと思ってます」
かさねた年齢にふさわしい健康美で、素敵に輝くこと
この素敵なお住まいでのこれからのこと、お聞きしてみました。
「自然が大好きですから(笑)、料理教室も、自然のものを使って、癒しの空間でおいしいものを作りましょうということですよね(笑)。今は40〜60代の方が多いんですけど、20〜30代にもぜひもっと来ていただきたいですね。
料理教室はまだ不定期なんですけど、おかげさまでリピーターさんも増えていらして、もっとアピールしていきたいです(笑)。ほんとに居心地がすばらしい場所なので、少人数の講習会とか、セミナーとか、貸しスペースとしても自由に使っていただきたいと思っています。“見学自由ですので、いつでもどうぞ”っていう(笑)」
「まずは料理教室で『食の大事さ』を知ってもらいたい。それから、小上がりの畳スペースを使って『顔ヨガ』をしたいな、と(笑)。顔の中の表情筋を動かして、リフトアップですね。
でも、『アンチエイジング』って言っても、本当に若返るのは無理ですから(笑)、それぞれの年齢ごとに素敵に輝ければいいと思うんです。その年齢にふさわしい、その年齢だからこその良さや美しさを引き出して。『美』と『健康』は、本来は一体のものですよね。だから、食を大事にして、自然な美しさがにじみ出るような、そんな人に、みなさんと一緒になっていけたらいいなって、そう思います
M様の毎日の暮らしの先に広がっていく願いが、「空気がうまい家」で、実現することを楽しみにしています。